店内に賑やかな声が響き渡る中、絢香達のテーブルには緊迫した空気が流れていた
そんな空気を打ち破るかのように絢香は他愛のない話を繰り出すが話は続かなかった
そして時間だけが過ぎていった
絢香は自分がこんなにも意気地無しと感じたのは初めてだった
今日は風哉に全てを打ち明ける為に来たのに…
そんな時だった
痺れを切らせたのか風哉の口が小さく動いた
『あの…話って?』
『え…うん。ごめん…あの…』
………
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