『え…?お前らに関係ないって言っただけだよ』



『それが危ないの!』



『そうなんだ。ごめんね心配かけて!』



風哉は絢香の悲しそうな表情に微少した



『でも何事もなくて良かったよ』



やっと絢香の表情にも笑顔が戻った



『じゃあ僕は帰るね!翔太も待ってるし』



『解った〜。私も帰るから!』



絢香は遠ざかる風哉に手を降り続けた



先輩であろう人の車に乗り込みガラス越しに手を振り返す風哉



車が走り出し黄色いランプが右側を点灯させる



そして港から県道へと消えて行った



………