『な…なんですか…これ…』



玲子は言った


立ち上がろうにも足がすくんで動かない



香織は髪をかきあげ溜め息をついた



『玲子…お前は本当にバカだな。送別会でもしてくれると思ったのか…』



そう言うと香織は鼻で笑い部屋を出て行った



"何かあるよ絶対…"



今頃になって好江の言葉が頭をよぎった



しかし時すでに遅かった



香織が部屋を出て数分が経った頃



部屋のドアが開けられた



そこに現れたのは…




………