『いや〜絢香さん良い映画でしたね。』



隣で雫が涙ながらに言った



『うん…そうだな。つか名前が同じだから照れ臭いけど』



絢香は苦笑いをしながら言った



そう今日は新作映画の上映会だった

雫がどうしても見たいと言い出し聞かなかったのだ



『でも絢香さん!絢香さんだってああいうの憧れるでしょ?』



『そりゃ俺だって…嫌いじゃないけど…』



照れる絢香に雫が更に言い寄る



『絢香さんのタイプってどんな人なんですか?』



『タイプかぁ〜!?』




雫の質問に絢香は眉を寄せた




………