絢香は『良いよ』と返事を返そうとしたが、ふと何かが気になった
部屋に掛けてあるカレンダーに目を向けた
そこにはしっかりと明日の日付に赤いペンでハートが付けられていた
赤いハートは集会のマークだった
絢香は久々の集会を楽しみにしていたにも関わらず少し複雑な気持ちだった
『ごめん。明日はダメなんだ…』
(そっか…)
受話器から落ち込んだ風哉の声が伝わる
『本当にごめん。また誘って…』
(解ったよ。またね)
『はい。バイバイ』
………
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