「第二問は、詩を作ってもらう。主題は、
 「動物への愛」、期限は一週間以内。

 一週間のうちに、君はひとりでまた
 ここに来て、その詩を朗読するんだ。
 
 それで俺が感心したら、動物と話す力
 をやるよ」

そのとき、空間がぐにゃりと曲がり、
私は意識を失った。

・・気がついたら、私は自宅の自分の
部屋の勉強机に突っ伏していた。

あわてて、咲のケータイに電話すると、
咲は何事もなく電話に出て、いま弟と
テレビ見てると言い、

そのときテレビで何か面白いことをやっ
たらしく、いきなり爆笑した。

私は電話を切り、さっきまでのは夢?
と疑ったが、それにしては、幽霊との
会話をはっきり覚えている。あれは
現実だ。

一週間以内に、詩を書かなきゃ!