「テスト、受けるだろ?」

薄い笑みを浮かべて確認する幽霊に、
私は夢中でうなずいていた。

この人、もうあんまり怖くないや。
それより、もしかして私、本当に猫と
話ができるようになるかも、と思うと
興奮してくる。

でも、何のテスト?

「ふふ、何のテストだと思う?」

男(というか男の子)は、ニヤニヤ笑っ
て私を見ている。私はまた不安になって
きた。難しいテストなのかな・・