『僕は25歳で

雨の降る日に道で僕が倒れて

助けてくれたのが渚さんで

それから公園で良く

話すようになり僕が告白して

付き合うことになりました』


「倒れたって・・・

薫くんは体が悪いのか?」


(そこまで聞くか~~)


『いえ・・恥ずかしい話ですが

事情があって3日ほど

食事をしてなかったので』


(なんか・・・
 
嫌な予感がするんだけど)


「事情って?」

薫ちゃんはアタシの顔を見て


『渚ごめん俺正直に話すから』


(えええええええええええ)


アタシが驚いてると

薫ちゃんは

アタシと出会った時の事を全部

父さんと母さんに話し始めた

正直すぎるよ~薫ちゃん

きっとアタシは家に

連れ帰させられるんだろうな


結局 薫ちゃんは一緒に

暮らしてることも

言ってしまった


アタシは父さんの顔を見れずに

下を向いてると

父さんの目を見ながら話してる

薫ちゃんがアタシの手を

そっと握ってくれた

それはまるで

「心配するな!」と

言ってるようにも聞こえた