雛子はコーヒーを飲みながら


「好きになったら 

好きになったで

いいんじゃない?

アタシだってさ~

同じ屋根の下に

イケメン居たら

多分 好きになると思うよ

やっぱ情ってのも

あるんだろうけど

あんま深く考えると

アンタはげるよ!

拾ったもんは

最後まで責任みなきゃ!」

と笑いながらいった


「そうだよね...

職と家見つかって

出て行った時に

ホントの気持ちとか

分かるのかもね」


雛子は頷きながら

窓から見える渚の部屋を見た


「あそこに...

イケメンいるんだよね~

アタシにも

今度会わせてよ!」


「分かった!

そういえば何か

用あったんじゃない?」



「あ~そうそう!」


と言って 雛子はバックから


2枚のチケットを取り出した


「これ行かない?」


チケットはアタシが見たい!と

言ってた映画のチケットだった


「あ~行こう! 

アタシも見たいから」


「これね
 
親からもらったんだけど

アタシさ~洋画とか

あんま好きじゃないんだよね

拾ったのと行ってくれば?」


「雛子って洋画見ないもんね

でもいいの?」


「うん」

そういうと映画のチケットを2枚

雛子から受け取った