家に帰って新しい家具を置いて

変わりにベッドとテーブルは

お店に引き取ってもらった

リビングから見て左が寝室

右側の部屋はアタシと

薫ちゃんの部屋になった

3人で新しいテーブルで

紅茶を飲んだ


『家具が少ないから

思ったより早く片付いたな

管理人さんにも

下のキー返して置いたし』


「そうだね 

明日はゆっくり出来るね」


「そろそろ帰ろうかな~」


「え~もう帰るの?」


「夜に食事に誘われてるから~

家に帰って用意しないと」


「ごめんね

バタバタさせて

家具まで買ってもらって」


「いいのよ

薫ちゃんほどではないけど

貯金してるから~

それじゃまた来るわね」

桜子さんは帰って行った


「薫ちゃんって

そんなに貯金してたの?」


『貯金っていうか

親が死んだ時の保険金だね

使うと死んだのを認めるようで

使えなかったけどな』


「そっか~そうだよね」

『でも渚と暮らし始めて

親も安心してると思うよ

あ~明日付き合って

ほしい所あるんだけど

渚は予定ない?』


「うん 別にないよ

でもどこ行くの?

あ!お墓参り?」


『お墓参りは来週かな』