桜子さんは

支払いを終えたようで

薫ちゃんとアタシの横に来た


「薫ちゃん在庫あるらしいから

トラックに乗せてもらって」


薫ちゃんは桜子さんが

連れて来た店員と

一緒に外に出て行った


「ごめんね高かったよね?」


「気にしないで

私も使わせてもらうんだから

渚ちゃんとか雛子ちゃんに

料理教えたりね」


「あ~でも家にあるベッドと

テーブルどうしょうかな」


「ココで引き取って

くれるみたいだけど・・・

今、家に両親いるかな?」


「うん居ると思うよ

掛けて聞いてみるね」


アタシは携帯を

開いて家の番号を押した

電話には珍しく父さんが出た

友達が引越し祝いで

ベッドとテーブルを

買ってくれたと言ったら

すごく驚いてた

アタシの顔を見て

「変わろうか?」と

言ってくれて

桜子さんが父さんと話し始めた


「はじめまして

山崎 桜子と申します・・・」

(桜子さん 

山崎って言うんだ・・・)


桜子さんは父さんに

引越し祝いの

ことを話してくれた