『藤木って誰かに

俺の携帯のメアド教えた？』


「俺教えてないよ

もし誰かが

教えてくれって言っても

先に真山に聞いてから

教えるけどな

どうかしたのか？」


『望月からメール来たんだけど

俺メアドとか教えてないし

藤木から

聞き出したかなと思って』


「俺は教えないよ

メアド分かるなら望月に

聞いてみたほうがいいかもな」


『ああ　そうするよ

疲れてるとこ悪かったな』


そう言って電話を切った



薫ちゃんは

藤木さんの言ったとおりに

望月さんにメールを打ち始めた

ちゃんとアタシに見えるように

メールを打ってた

それは短いメールだった


------望月さんへ------

俺のメアド何で知ってんの？

------END------

そしてアタシの顔を見て

送信ボタンを押した