(好きになったら...

どうするか...)

昨日、薫ちゃんを見つけた時

一目惚れとまでは行かないけど

イケメンだったから

家に入れたのもあるんだよね

それに雨振ってたから余計かな


アタシが好きになって

告ったりしたら

多分...家出て行きそうだな

薫ちゃんが同じ気持ちなら

そのまま一緒に

暮らせるんだろうけど

(まっ考えても仕方ないか)



洗濯機の終了の音が鳴り始めた

その音が鳴り始めると

薫ちゃんは

ベランダから洗濯機へ向かう

洗濯物を干し始めるのを見て

アタシは自分の

洗濯物を回し始めた


自分の部屋に帰ると

ベッドの上で

パソコンをあけて

ブログを見てた


『お~ブログやってるんだな』


突然の声にビックリして

後ろを振り向く

さっき灰皿を渡すのに

開けたままの

窓から薫ちゃんが覗いてた


『っと...

部屋には入ってないから』


窓から頭だけを出して笑ってる


「うん 1年位前から

友達に進められて始めたの

あ!パソコン使う?」


洗濯を干し終えた薫ちゃんが


『使わなくなったら貸して』


ニコリと微笑みながら窓から


顔を出してる薫ちゃんが


妙に子供のようだった