アタシが考え事をしてたのが

分かったのか薫ちゃんが言った

『渚!この後どうする

どこか行きたいとことかない?』


「薫ちゃんとプリクラ撮りたいけど

恥ずかしいよね?」


『プリクラか~少し恥ずかしいけど

渚が撮りたいなら撮ろうよ』


「うん」


薫ちゃんとアタシはお店を出て

ゲームセンター街に行った

その奥のほうにたくさんの

プリクラの機がある

どの機械も結構な人が並んでた


「やっぱりいいや いこ!」


そう言って薫ちゃんの手をつかんで

ゲームセンター街から出て来た


『撮らないの?

俺のコト気にしたんだろ?

学生ばかりだったもんな』


「ううん いいの

帰ってからで良いから

携帯の写メで撮ってもいい?」


『あ~その手があったか~

おぅ!家でなら何枚でも

撮っていいぞ~

でもあと行きたいことない?』


「ん~もう家帰って

ゆっくりしょ」



『あ!俺買い忘れたものあるから

ちょっとココで待ってて』


「一緒に行こうか?」


『いや すぐ来るから待ってて』

そう言うと薫ちゃんは

走って行ってしまった
 
(買い忘れってあったかな?)