お好み焼き店に入って案内された

席に付くと薫ちゃんが話しかけた


『もしかして

望月のこと気にしてる?』


「うん 少しね

やっぱり会社で長い時間一緒だし

望月さんは薫ちゃん

好きみたいな感じだったし」


『それは俺だって同じだよ

渚の学校に行けるわけじゃないし

他の男に誘われたり

してるんじゃないかとか

良く思うんだよ

藤木は望月のこと好きだから

多分、旅行で告白とか

するんじゃないかな』


「そっか~」


注文してたお好み焼きを

店員が運んできた

2人で食べ始めると

薫ちゃんが言った


『望月のことは気にすんなよ

3日間研修だから

気になるだろうけど俺は

渚以外の女にそんな気ないから』


「うん 分かった」


分かったと言いながらも

3日間の長い旅行だもんね

やっぱり少しは気になるよ

でも薫ちゃんのこと信じなきゃね