電車に乗って2つ隣の駅前にある

ショッピングセンターへ向かった


『もう昼だし 先に飯食べる?』


「あ~でも土曜だと人多いから

少し買い物したほうがいいかも」

薫ちゃんは時計を見て


『ホントだな
 
それじゃ買い物終わってから

何か食べようか』


「うん そだね」


2人で下着売り場を回って

着替えの洋服を買いに

売り場へ行こうとしてたら

薫ちゃんがアタシの手を握ってきた



「よぉ~真山 来てたのか~」


アタシは正面に目を上げると

2人の男性と女性が歩いてきた


『おお藤木じゃん!

仲良く2人で買い物か?』


「あ~会社の専務に頼まれて

望月と一緒に来たんだ」


アタシは薫ちゃんの会社の人に

ペコリと頭を下げた

それを見て藤木さんと

望月さんが軽く会釈した


「真山くん 隣の人は?」

そう望月さんから問われ


薫ちゃんは照れながら言った

『俺の彼女だよ』


「真山くんって彼女居たんだ~」

薫ちゃんは笑顔で「うん」と答えた

(何だか望月さん残念そう)


薫ちゃんは 買い物あるからって

2人に挨拶して

アタシの手を引いて歩いた