3階の角部屋に入ると薫ちゃんと

アタシは一緒に

部屋の中を見て回った

2階のアタシが住んでる部屋とは

少し違って角部屋だから

出窓があるのでかなり広く見えた

ベランダに出てみると

下には あの公園が見えた


『渚 この部屋どう?』


「アタシは・・・ここがいいかな

部屋も2つあるし

リビングも今の部屋より

かなり広いし

この出窓も可愛いし~」


『俺も!それじゃココに決める?』


「うん そうだね

あ!親に連絡しなきゃだね」


『そうだね

一応 お父さんには

連絡しといたんだけどね』


「父さん 何て?」


『2人じゃ狭いだろうからってね

もし引越しする時は

手伝いに来るって言ってたよ

じゃあ そろそろ降りようか』


薫ちゃんに頷いて部屋を出た

階段を降りて2人で

管理人室に向かった


「部屋どうでした?

あの部屋は花火大会の時なんか

綺麗に見えていいですよ」


『良い部屋ですね

あの部屋に決めたいんですけど』

そう言うと

「中へどうぞ」と言われ

薫ちゃんとアタシは

管理人室に通された