――――…
「んぁ……おぉッ!?」
いつの間に寝てしまっていたのか…
薄く開いた視界から見えた時計が差す時間に慌てて飛び起きた。
「ヤベェ!!!」
シェイラとの約束の時間はとっくに過ぎている。
焦って転びそうになりながら車まで急いだ。
携帯も部屋に置いたままにしていたせいで、シェイラからのストーカー並の着信にも気が付かなかった。
―…アイツぶちギレてるだろうな。
ただでさえプライドの高いお姫様を待たせるなんて怒り狂っている姿が目に浮かぶ。
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