いつの間に運んだのか正木の荷物がどんどん俺の家に増えていく。


嬉しいような…
困るような…


「家具とかいらないの売れば?ベッドとか2つもいらないだろ?」


「じゃあ、どうやって寝るの?」


…―どうやって?


一緒に寝ればいいんじゃないの??


本気で言ってるのか冗談なのか分からない質問をたまに聞いて来る正木に未だに戸惑う。


「悠斗君のベッド小さくない?」


―…今のところ狭くはなかったけど?