はい、おはようございま~す♪

俺いつからこんなキャラだったけ?

ははは。へんなの。

つか、今日学校行ってもいいんかな。

心配・・・・・・。

♪~♪~♪

あ、安岐からだ。

【今日学校きてもいいけど・・・。しーんぱーいないさー♪↑】


・・・フッ。

パクリかよ。

しかもちょっと古いし。

じゃぁ、今日はちょっとはやめにでよう。

気分的にそんな感じかなぁ。

ふと窓を見た。

拭かれてきれいになった窓に、目を細めてしまうほどのまぶしさ。

そして、小鳥がぴよぴよとないている。

おれはなんとなく窓を開けてみた。

まるで、誰かがうちわでやさしくあおいでいるような風が心地よく通った。

その風はなぜか懐かしくもあった。

確か・・・。

うろ覚えだけど、3歳くらいのときかな・・・。

母さんのひざで、寝たふりをしている俺。

母さんは俺が寝ていると思ったみたいで、近くにあったうちわを取って、やさしくあおいでくれた。

その風が心地よくて、いつしか、本当に寝てしまっていた。

ひざと、うちわの風の心地よさ。

あの記憶は絶対に忘れたくない、大切な記憶。

・・・・!

おっと!時間!

やっべぇ。

急げ急げ!!