「よしよし」



優しく頭を撫でられる
暖かい人だなぁ…




涙が止まった頃
きちんとオレンジさんの顔を見た




『オッドアイ…』



「あっ…気持ち悪いだろ?」



苦笑いするオレンジさん
そんな事ないんだけどな…
気持ち悪い?


むしろ…



『綺麗』



「えっ?」




綺麗だった
オレンジの髪と合う金と赤の瞳


オレンジさんは照れ臭そうに笑った





「俺、雨宮魅兎だ、君は?」



『湊波流!』




それにしても不思議だなっ
魅兎さんの服装