「そら~ そら~ そらちゃ~ん!!!!」


前の方に座ってる女の子が

振り向いた。

えっ!

めっちゃ美人なんですけどお・・・


「・・・なに?」


瑠海は

めっちゃブンブン手振ってるけど・・・


「そらちゃん?」


聞いてみた。


「そうだけど?」


「誰だよっ」


「話さなかったっけ?」


「知らないし!」


「あいつ、一ノ瀬 宇宙(イチノセ ソラ)
 あたしと同じ、弓道部だったんだけど。」


「あ~!!
 あの瑠海のライバルみたいな娘?」


「そー。」


「同じ学校なんだ!」




カマ校長・・・

やっぱカマだったみたい。

オネエ言葉の

長ったらしい挨拶も終わって

瑠海とあたしは

教室に向かった。