何にも知らない、何も答えられない、
こんなガキの俺を直哉兄は頼ってくれた。

真っ直ぐ俺の目を見て、
目線を合わせてくれた。

こんなガキの俺に
上からものを言うわけでもなく、
同じ目線で話してくれたんだ。


うれしかった・・・


初めて自分の存在を感じた。


生きてるんだって感じたんだ。」



「比嘉くん・・・」