「そして直哉兄は俺に
いろんな話をしてくれた。


自分のことや、家の事、
人は一人じゃないっていうこと。

自分の周りだけみてないで、
もっと視野を広げてみろって。

もっといろんなものが見えるから、
辛いのは自分だけじゃない
って思えるから。
そして、おまえを助けてくれる人は
必ずいるからって・・・


そして、言ったんだ。


『俺と友達になってくれないか?
俺が辛い時、話を聞いてくれよ。』


そう言って直哉兄は笑ったんだ。