「佳奈ちゃんはあなたの
心を好きになったのね。」


「心・・・?」


「うん。あなたの歌を聞いてれば
なんとなくわかる。
いつもやさしさが詰まってる。

佳奈ちゃんはいつも
あなたを応援してなかった?」


「俺を・・・? 確かに。
路上で歌ってる時だって、
いつも佳奈はそばで応援してくれた。」


「佳奈ちゃんは、そんなやさしい
あなたが好きなのよ。
見た目とかじゃなく、あなたの心をね。」