まだみんなはあいかわらずそれぞれふざけあったり趣味のことを自慢しあったりしていた。




「おーいそろそろ帰らん?」
木に登って遊んでいた信雄が叫びながら亮太のいるところに来ようとしていた。




「あれ!中嶋は?」亮太が誰に聞くともなく聞いた。



「さっきションベン行ったよ。ほら!あそこのトイレ」加藤は公園の向こうのグランドの一塁側のトイレを指差した。




「よし!時間もちょうどいいし、中嶋きたらもどろか」亮太が言った。



「バケツに砂早くいれよっけ」
信雄がバケツふり回しながら砂場に来た。