みんなこれからのことがだんだん見えてきて希望が持てるようになり、話しが弾みだしたが、幸吉だけがあまり元気がなく、下を向いたままだった。




「幸吉どうしたんや?なんか元気ないやん」
亮太が砂を触りながら不安げに言った。




「なんか野球部に入った時のこと思いだして」




みんなは元気をとりもどしたとゆうかもうここにいること自体飽きたのかそれぞれ遊びだした。




バケツに水を入れふり回し遠心力の力を利用してどちらが沢山回すか競争しているやつだとか、でっかい砂山を作って崩してく遊びをしているやつだとか、意味もなくぎゃーぎゃー騒いでいるやつだとか、みんな浮かれぎみだった。