「すみません、自分が悪いです。
クランドがかなり荒れてあたのでいつも以上に整備するように自分が一年に指示したのでその分キャッチボールが遅れてしまいました。キャプテンも了解済みです」
亮太はとっさに中嶋をかばおうとして嘘ついた。
中嶋のことを頼りないキャプテンと言ったことに、亮太は腹がたった。中嶋はキャプテンとして一生懸命みんなの為にやってるし、たまたま今日キャッチボールを忘れてたぐらいで頼りないキャプテンの扱い方はないだろと思った。




「・・・・・・・」




「中嶋、今の相馬な話しは本当か?」




「は、は、はい」



中嶋は急な展開に戸惑い、また早く返事しないと怒られるので反射的に返事をしてしまい、亮太に悪いと思う反面なぜあんなことを言ったのか亮太を少し恨んだ。