「すいません、自分が指示遅れてしまいました。」




中嶋勝が声を震わせながら言った。



「遅れたじゃなくて忘れとったのだろう!」




「すみません!」



「おまえら、こんな頼りないキャプテンをあてにするな!、キャッチボールぐらい早くやって、準備しとくぐらい分かるだろう!、相馬、分かるだろう!」