「え!ってゆうことは、もう、俺達に暴力振るわんかな?」亮太は言った。




「わからんよなぁ〜」信雄は空を仰いで言った。




「阿保かそんなの関係ねーぞ」幸吉はみんなが心でわかっていることを代弁するかのように大きな声でどなった。




3人はへんな期待と不安を引きずりながら部室にたどり着き、幸吉がカギ当番だったので、ポケットからカギを出してカギ穴に、差し込んだ。



部室は、グランド、バッグネットを挟んで、西側と南側にあり、南側が男子の部室が細長く並んでいて、西側は、女子の部室が並んでいる。