「ほんでなんだっけ」亮太はふざけてたせいで忘れかけていた。




「だから、なんの会合か、だよ」幸吉が言った。




「そうそう、なんの会合だよ?」




亮太は、信雄の頭を軽くこつきなから言った。




「誰かがちくったみたいでさ〜」信雄の喋り方に特徴があって、語尾を伸ばす癖がある。




「何を?」亮太が言った。




「ブタ先のこと〜」




「ブタ先の何を?」幸吉は興味津々に聞いた。




「ようは、俺達が殴られていることでPTAが問題にしていてその会合らしい」