「まじで」幸吉は本当にビックリした顔した。




それを見ていた亮太は、噴き出しそうになった。




ただでさえ、目が出ているのに、もっと飛び出したからだ。




「先輩ってどの先輩が言っとたんだよ」亮太は転がってる石ころをけりながら言った。




「どの先輩が言っとたんだよ?」幸吉が追い打ちをかけるように言った。




「ゆっけ先輩の親の知り合いがPTAの役員やっとて、そこからの情報って先輩が言っとたけど」