『どうぞ』
と笑顔で言った。

嶺南さんは黙って部屋にはいった。

私はさっきと同じように
説明をしようと口を開いた。

『荷物はもう部屋に運びました。
露天風呂は最上階にあります。
混浴なのでビックリしないで下さい。
あとわかんない事があったらさっきいた兄に言ってください。』

『ありがとう!
初夏ちゃんは何号室に住んでるの?』

兄弟して同じ質問!
面白いなぁ〜
弟に教えて兄に教えないとか不公平だよね・・・
私は教える事にした。

『隣です!私の右隣は先輩ですよ!』

『そうなんだ!
何かあったら初夏ちゃんに言うことにするよ!
近いからいいでしょ?』

考え方も同じだ(笑)
面白いわ〜

『構いませんよ★
では私は部屋に戻りますので何かあったら来てください』


私は嶺南さんの部屋をあとにした。