私は黒いソファーに座って
冬志兄ちゃんが出してくれた珈琲を飲んでいた。

自分のマグカップを持って私の前に座った冬志兄ちゃんに話かけた。

『ねぇ冬志兄ちゃん?』

『何?』

『2人の隣人さんはどんな人なの?』

『会ってからのお楽しみ★』

『えぇ~!!!なんで!!!』

『言ったら面白くないだろ?』

『そうだけど・・・』

私はショボーンっとしながら珈琲に口をつけた。


ピンポーン

『あっ!着たかな?』

冬志兄ちゃんは玄関に向かった。
玄関から『どうぞ』っと冬志兄ちゃんの小さい声が聞こえた。

私はドキドキしながら待った。


『初夏ぁ~!1人目の隣人さん来たよ~』

私はその人に目をやった。
その人は・・・