慶汰を信じて校門で待って、どれくらい時間が過ぎただろう??

もうあたしの学年の生徒たちは少ない。

きっとあれから一時間はたっている。

でも、慶汰は来ると信じてあたしは待ってた。

だけど…遅いよ。
やっぱりあたしじゃ慶汰の彼女にはなれないんだ。

慶汰…
大好きだったよ。
本当に大好きだった。
ううん、今でも〝だいすきだよ〟。

「………帰ろ…。」

あたしはかばんを持って校門を出た。

さよなら…
慶汰。

だいすきだよ。