「あのね淕。あたしやっぱり淕を慶汰以上に愛せない。
今日 慶汰に会ってわかったの。
淕のこと大好きだけどあたし淕のこっ…と…っ。あのっ‥ね ッ。」

あたしは必死に話そうとしているけど、声にならない。

「麗那ッ。もういいよ。俺平気だから。麗那は俺と別れたいんだろ?」

淕から言われた“別れたいんだろ?”という言葉はとてもつらくて、申し訳なくてしかたなかった。

だけどここで言わなきゃ意味がない。

「ごめんっ…ね。」

「いいよ。」

淕は本当に優しい。
付き合ったのが淕でよかったよ。
本当にありがとう。

だいすきだったよ。