その後星野と別れ、美加は自分のクラスに入った。



「ガラガラガラッ」



扉を開けると、みんなの視線が美加に向いた。



「おい!!春野!!遅刻だぞ」



「はい。」



《ヤバッ!今日の一時間目国語だった。最悪。しつこい高木だ。》



「なんで遅刻したのか理由を言え!!」



《どーしよ。梨絵もいるし、星野と来たなんて言えないよ》




「おい!!春野!聞いてるのか?」