美加は驚いていた。



まさか、岩部君に「帰ろう」なんて言われるなんて思ってなかった。



夢のようだ。



しばらくすると、聡が走ってきた。



「ごめん、ごめん。」



「全然いいよ」



「帰ろっか」



「うん」



と言い二人は歩き出した。