ベッドに寝転び、目を閉じた。
執事なんて…やらなきゃ良かったな。

そしたら、こんなめんどいことしなくてすんだ。
こんなややこしい感情を持つことなんてなかった。

「美姫」

美しい姫…か。たしかに美しい姫だけど口は悪いわ、わがままだわ…

でも、俺は…そんなあいつの隣にいたいって思える。
異常だな。しかもベタだな。


けど、マジで守りたい女だった。
美咲よりも…


ずっと。