んだよ…
暇じゃねぇか。

ひとりで何してりゃいいんだよ。

俺は、窓を開けてタバコを吸った。

「…はぁ」

すると、いきなり扉をノックされた。

「うぁい!!」

タバコ吸ってんのばれたか!?
いや、大丈夫。お嬢には害ねぇように窓開けてるし!

「失礼いたします」

「…誰っすか?」

「美咲様の執事、鷹沫と申します」

…美咲?さっきの女か。
で?次は執事?
何、おたくら何?

「美咲様がこれを…」

手紙?
いらねぇよ。

仕方なく俺は、受け取った。
嫌な予感する。

「では、明日は頑張りましょう」

ニコッと微笑んで、出て行った。

俺は、手紙を見た。
《明日、お会いできませんか?もしお会い出来るのなら…中庭の丘にいらして下さい》

出来ません。無理です。

明日は、ダンスパーティーだぞ?
何考えてんだ。