寝たふりをしながら、二人の話を聞いてた。

でも…

痛いわね!ごつごつしてて!

庶民ってこんなもので寝てるのね。


諦めて本当に寝ようとした時…

「一日だけでも、自由にしてやりてぇんだ」

…隆幸が言った。
なんだか嬉しくて、ずっと自由になりたいなんて思った。

そしたら…
庶民の気持ちも…
隆幸の気持ちも…

分かるはず…だよね…