美姫は、仕方なく寝たみたいだ。

「隆幸、お前…危ないぞ」

「んなもん分かってる。ただ…」

あいつも、俺と同じってこと。
昔の俺…そっくりすぎて気持ちわりぃけどな。

「一日だけでも、自由にしてやりてぇんだ」


俺の代わりに、お前を自由にしてやるよ。

お嬢の願いは、執事に任せろ。

だから…抱え込むなよ。