「やーっと、出れたか」


やーっと、門から出られた。


ここからは、田舎になるな。


「大丈夫かしら?ばれたりしたら…」


「俺の責任ってことで、いいじゃん」



走って、とりあえず俺ん家を目指した。
暗い暗い散歩道。


「なんだか、静かね」
「当たり前だろ?あんまり人がいねぇんだから」


しかも田舎だしな。