「ジュニアー!ご飯作ってよー!」
「嫌だ。」
今は何もしたくない…
あれからオレは必死で懇願したにも関わらずエリックはアメリカ時代のオレの女装写真を芹沢に見せてしまった。
結果はもちろん。
ドン引きだ。
なのでオレは現在絶賛自室に引きこもり中だ。
「ジュニアー?マキが貸して欲しいものがあるって言っているけど?」
「えー?あー、『フェアリーテイル』のこと?」
「そうそうそれ。『フェアリーテイル』」
「赤い蝶のシール貼ったアレ?」
「そうそう。」
『フェアリーテイル』のノートに貼ってある蝶のシールは青なんだけどな…
「エリック。またそうやってオレをおびき出すつもりだろ?」
「チッ、…いや?そんなことないいけど?」
「チッて聞こえたよ。」
「エリック?作ったけど、海乃出てきそう?」
芹沢…!?
作ったって…
夕食を?
芹沢が?