「姉ちゃん、あれでしょ!?古い学校だねぇ…」

はやてが息を切らして走っていった。



おかあさんの言った通り、プールには何人か人がいるらしい。

…20人…くらいかな?プールに来てる子、少ないんだなぁ。















「ねぇ、あんた達だれ?」

!?…女の子が聞いてきた。

私より年下みたいだ…。


私はとりあえず、相手に不快感を与えない為に子供らしからぬ「営業スマイル」で答えた。


「2学期からこの学校に転校する美海です!こっちは弟のはやて。この子も転校するんだ!」