高い場所から垂らされた幕に、城に翻る百獣の王と剣を主体とした国旗
周りから飛ぶ歓声も大きい。
中には顔立ちの整った王に少しでも触れようと手を伸ばす女や、わざわざ行進の行われる道の脇で演舞をする者など様々な者がいたが、みな楽しんでいるように見えた。
鳴り響く歓声(時々黄色い声)
クラッカーの音(時々昼間から酔った者同士の喧嘩)
様々な音や者が五感にはいるなか、王の両サイドは緊迫感が抜けない。
もうそろそろパレードの山場なのだ。
派手好きな人なら、沢山の観客がいる場所で殺しにくる可能性もあるのだ。
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