全く悪びれずに笑うトルファを余所に、ロストが唐突に話しはじめた。
「そうそう、今日呼ばれたのは、パレードのことだよ。」
そういえばもうすぐ、建国記念日がある
毎年、その日に王はパレードを行うことになっていたはずだ。
「おお、もうそんな時期か」
野太い声が聞こえてくる。
どうやらナンバー4のバデス、だった気がする
彼は、トップ5の中で最も年齢が高かった。
朗らかそうな温かみのある性格だということが、一つ一つの表情から見て取れる。
「うん。それでね、近衛騎士団には王のすぐ隣と民に混じった形とで、ロイ国王を守ってほしいんだ」
ロストはトップ5が隣ね、と付け加えた
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