ガツンッ







「……っつぅー」



勢いよく扉が開かれる



外へ開くことを忘れて、扉の目の前にいたソラの顔面に真っ赤な跡を残しながら……。





「うわっ、ごめんねっ!おでこ真っ赤!」




「いえ、大丈夫で……」





上からふるこえに顔をあげた先には、鮮やかなブルーの髪色にシルバーの瞳をした青年が立っていた。




少し気にするように、長くのびた自分の黒髪を見るとまたブルーの髪に目を移す。


瞳にもだ。





相手も何やら驚いているらしく、口を開けていた。




ブルーの髪にシルバーの瞳は、この国ではほぼ居ないに等しい




「あ、ソラちゃんだよね?」



先に声をかけたのはトルファだった。










.