「隊長っ、殺気だすの止めてくださいよ!」



「俺はだしていない。ソラ、やめなさい。」




クローズの声にはっと我に帰り、殺気を押さえ込む




「す、すみません」




大男にちらりと視線をむけると目を見開いていたが、私に気づき平静を装った。



床に伏せていた者も立ち上がる。




殺気はおさめたが、怒りがおさまった訳ではない。



まだイライラとしながらも、冷たく言った。




「隊長、剣で闘わせてください。剣の腕に信用がないようですので。私、自信はないけど、ロイ様を馬鹿にするような方に負ける気はしません。」




大男の顔が赤くなっていく




「なんだとっ?!くそっ!その大剣握れもしないんだろうどうせっ!その大きさは俺が両手で持つものと同じおおきさだからなぁっ」




よく見れば大男の腰には同じ大きさの剣が下がっている