生徒会長はため息をついてこう言葉を続けた。



「梨乃ちゃんがそう言うならしょうがないね。


  退学としよう。


…でも僕は、
   梨乃ちゃんと如月君の対決、
     見たかったんだけどなぁ。」


「…っっ。す、すいません。」




「いや…いいんだよ。…退学届は校長先生に渡してね。」




「…はい。じゃあ…失礼しました。」


あたしは生徒会室から出て行った。



これで…いいんだ。